言語処理学会のクラスファイルを使ってTeXを書き,
コンパイルしようとするとエラーが出ます.
jis-vフォントがないよ,みたいな.
研究室ではCentOSを使っていまして,
あっちの環境ではどうにかしてコンパイルできるようにしていました.
最近,自宅のPCにFedora11とVistaのデュアルブート環境を構築しまして,
自宅でもTeXをかけるようにしようと思いました.
するとどうでしょう.
やっぱりコンパイルできない;;
どうやってコンパイルできるようにしたっけかなー.
忘れたー.
ということで必死こいて調べてコンパイル出来るようにしました.
Windowsとかだったら普通にフォント揃ってるんでしょうか.
皆さんへのカッパなのでしょうかね,これくらいのエラー.
忘備録がてら,手順を書いておきます.
まずjis/jisg/morisawaフォントをインストールします.
(参考:http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/texwiki/?Make#se06be7a)
次に/usr/share/texmf/fonts/map/pxdvi/xdvi-ptex.mapを編集します.
フォントまでのパスが記載されているのですが,何か間違っています.
/usr/share/fonts/sazanami-fonts-mincho/sazanami-mincho.ttf
とかになっているのですが,正しくは
/usr/share/fonts/sazanami/mincho/sazanami-mincho.ttf
なので,sazanami-fonts-をsazanami/へ置換してやります.
一応これで,platexでコンパイル,pxdviでdviファイルの閲覧が出来るようになりました.
psファイルへの変換はpdvipsで行い,pdfファイルの閲覧はevinceで行います.
dvipdfmxは何やらソースコードからビルドしないとダメっぽいですね,
どこかに書いてありましたが.
さらにIPAフォントをyumでインストールしておいて(ipa-gothic-fontsとかipa-pmincho-fontsとか),
上記のsazanami/mincho/sazanami-mincho.ttfをipa-mincho/ipam.otfに置換しちゃいます.
そしてそして,/usr/share/ghostscript/conf.d/cidfmap.jaに,
さざなみゴシックのttfファイルへのパスが記述されていますので,
こいつらもIPAのフォントへのパスへ書き換えちゃいます.
VL-GothicなんたらもIPAのフォントを利用するように書き換えちゃいます.
ちょっとは表示がマシになったのかなぁ.
言語処理学会はむこうでコンパイルしてpsに変換するらしいので,
psに変換して体裁を確認するのがよいようなことを書いてありました.
なので,まぁこちらの環境でフォントまわりをいじくったところで
微妙な違いはさほど問題にはならないんでしょう.
問題はPDFファイルを直接送るような学会ですよね...
IPAフォントでOKなのかな.
adobe readerをインストールして,そのフォントを使って
PDFを以前作ってましたが,あれってライセンス違反なのだろうか.
商用じゃなければ埋め込んでもセーフ??
また調べておく必要ありですね.
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