Sunday, April 27, 2008

Laboratory::Doctor - ドクターになって

ドクターにすすんでもうそろそろひと月たちます。
ずいぶんバタバタしていたので、ブログ書く余裕もありませんでした。

ドクターになって、なんだか学生という気分がずいぶんなくなりました。
研究者の卵なんだろうなと思っていたんですが、まさしくその通り。
論文書いて、業績積み上げて、研究室の後輩を引っ張っていくのがお仕事。
業績を積み上げていけば、お給料がもらえる感覚。
お給料というか、助成金がもらえたりですが。
奨学金通れば、まぁ割とお金の心配はいらなくなるんですが、
最悪通らないこともありますし。
この年になって親に迷惑かけたくありませんしね、なんとか自分で工面しないと。

業績を出していくため、研究する時間を増やそうと思ってバイトの時間を今減らしています。
バイトの時間を減らすと、現時点での収入が減るので、
奨学金が通らなかった時の不安が増えていきます。
でも、研究しないと将来的に困ります。
奨学金が通るかどうかの結果は6月にわかります。
5月に車検があります。
4月に授業料を納付したので貯金危うしです。

どうやらあと2月くらい不安な日々が続きそうです。


ドクターともなると、学部生との年の開きがずいぶん大きくなります。
なんせ私が卒業論文書いているころ、彼らは学部1回生です。
彼らは4月から配属になっていますが、まぁやる気のないことないこと。
一部やる気がめちゃめちゃある学生と、普通にやる気のある学生がいますが。
まー私は私でいっぱいいっぱいなので、彼らの世話はマスターの学生にまかして(笑
だめですよね、私も見ないと。
どうせ年度末にはマスターの修士論文6部と学部生の卒業論文11部が私の手元にきますから、
否応なしに世話するはめになる気がします。
そうなんですよね、年度末は研究できない。きっと。


あとドクターになってやりたかったことがありまして。
少人数でチームを組んで研究する、という共同研究作戦。
今まで個人プレーが多かったんで、全員とは言わずまずは私の周りから共同でやっていきましょう、と。
うちの研究室の中にはいくつかのグループがありますが、
その中で私は感性グループ(感性情報処理専門)に所属しています。
感性グループ用のサーバを購入して、後輩にXOOPSを入れてもらいました。
そこで感性グループのメンバーがその日その日の研究報告を書く。
研究ノートとは別に、なんですが。
ブログ形式で書いているんですが、そうすることでお互いの研究状況が把握しやすくなる、
何を考えているのか、何をしたそうにしているのかがわかりやすくなる。
ということを期待して書いています。

今マスターの一回生で、ドクターに行くかもしれない学生が二人います。
この二人と共同研究しようという話をしており、この二人もXOOPSに報告を書いてくれています。
他の人は閲覧するだけでなーんにも書いてくれませんが。
ま、ええです。
この二人もたまにしか書いてくれてないのが現状ですが、
まぁぼちぼち書く頻度を上げてくれると思います。
私は日記歴が中学1年のころからですから・・・11年半くらいです。長っ。
紙の日記帳からCGI-BOYの日記CGI,そして現在のBloggerへと移り変わってきました。
だもんで、こういう文書書くのは好きです。
上記の報告書についても、ただやった事実を書くだけじゃなくて、いろいろ考えを述べてほしいんです。
やったことだけなら、毎週行われる報告会で事足りますから。
なので私の研究報告記事が一番文が長いという。
書くのが好きだから、なんかネタになるような実験ネタとか結果とか、本とかないかなと探してしまいます。
そして見つけたらそれに対するコメントを考えて、帰り際に投稿する。
コメント=考察みたいになっているので、このシステムええなぁと自己満足して帰ります(笑


ドクターでの研究テーマについてですが、修士論文執筆時から先生に言われていて、
ぼんやりと、音声認識とかの技術もからめられたらなぁと思っていました。
で、私が精神衛生管理とかの方面とも絡めたいと思っていたので、
キーワードは心理療法、感性情報処理、言語処理、音声感情認識、ということになりそうです。
なので、カウンセリングの本とかアマゾンで注文しました。
ドクター進学後にパイ型の人になりましょう、とオリエンテーションでいわれましたが、
私は情報処理、心理学の人になっていくのかなぁと考えてしまいます。
まぁ専門が完成情報処理なので、心理学の分野には多少入りざるをえないところがあります。
最近看護の人たちとも共同研究しているのも影響してか、看護学のほうも興味ないこともないのです。

たぶん就職していたらシステムエンジニアとしての技術や知識を磨いていっていたんだろうなと思います。
ドクターに進んだからこそ、専門とは違う分野をも勉強することができて、
今までにない研究ができて、世の中に貢献していくことができるんだなと実感します。
徐々に応用分野へと入り始めてきて、大学生という感覚はなくなりつつあります。
違う研究室の教授が言っていましたが、大学生なんて高校生の延長だ、と。
確かにそんな気がします。
適当に勉強して、遊びまくって、就職していく。
院に上がらなければ、研究とかできる期間は非常に短い。
なので、副業的に仕事をやって成果を出すか、なんかのプロジェクトに参加させてもらって成果を出すか。
なんかしらの成果を出せなければ、高校生の延長でしかない気がします。
出さないといけないわけではないんですが。

これから3年間、数少ない日本人ドクターとして頑張らないとなぁ。
なんであんなに留学生多いんだろううちの研究室。
あのフロアだけ異国のような気がします(笑

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