Sunday, April 12, 2009

Laboratory::Organization - 組織的にしないと

うちの研究室は,学生が合計60名いるという
おかしな研究室なのですが,
初期のころからこんなに多かったわけではありません.

年々増加しているわけです.

留年している人が多い,とかそんなことじゃなく,
教授がどんどん人を入れるから,人口が膨れ上がってしまったのです.

先生が指揮をとるわけでもなく,学生も個人個人で研究していました.
最近は,あまりにバラバラすぎるので,研究面以外の研究室を運営していく,
という面で,統率を取ろうという動きが出てきました.

まー昨年度までいらっしゃった助教さんに,私が愚痴をこぼしていて,
こうやったらいいんじゃない?と,いろいろアドバイスを頂いたので,
なんとかそういう動きが生まれて,組織的になってきたわけですが.

もうね,あまりのバラバラ加減に嫌気がさしてきたんですよ.
私はあんまししゃしゃり出たくない人だったんですけど,
最近グイグイ出るようにしてます.
でないと研究室が回らないので.
ちなみに半数以上が留学生なので,いろいろ考慮しないといけないことが山積みです.

運営面ではなんとか組織的に動けるようになってきました.
セクションも再編成して,各セクションに責任者を置き,私が指示を飛ばしたり,現状をきいたり.
負荷分散うまいことできてるかなーとか気になりますが.
もう少しで,現在の新体制も落ち着いてきそうです.

次は研究面.
ゼミが最悪なのです.
20人近くが,2,3分で近況を話す.
これでどうやって濃密なディスカッションをやれというのか.
この点も,前助教さんとも話をしていた点です.
助教さんは,教授にも時々進言してくださってたようです.
なので,微妙にゼミのスタイルが変わりそうではあります.
が,人数が多すぎなことには変わりなし.
一回のゼミで,2,3人が研究報告をがっつりやる,というのを
順ぐりで回していくそうな.
確かに濃密なディスカッションができるかもしれない.

が,機会が少なすぎる.
2か月に一回程度じゃないですか.
もうちょっと参加人数を小分けにするとかできないんでしょうか,と准教授と話してたんですが.
まー学生たちで勝手に小ゼミをやってくれるのは一向に構わない,とおっしゃってました.
そこに先生を呼んでもいいし,と.

一見,学生の意思をすごく尊重していただいているように見えますがしかーし!
これはいわゆる放置Pなのでは!?という気がしてなりません.
数人の学生で勝手にゼミ,というのは,
私とマスター2年,1年の学生3人でやってます,最近.
これを,なんとか我々感性情報処理をやってるグループ(新人除いて6名なのですが)で
やってくれないか,といわれました.

もう研究室のあり方としてほんっっとに私にはしっくりきません.
少人数で先生と,濃密なディスカッションをするってのがゼミじゃないんですか?
というのが私の中の勝手なイメージ.
少人数というのが許されない我々の研究室だったら,
やり方を変えざるを得ない.
となれば,我々感性班でも小分けして,時々合同,発表会みたいなのでもいい.
研究,報告,討論,フィードバック,のサイクルが出来上がることを考えながら
ゼミをやりたい.

それが,とりあえず少人数でやるんじゃなくて,
できるだけ研究室みんなをカバーするようにゼミやってね,学生だけで,という.
いや,先生呼んでもいいよとおっしゃっていただきましたが,
言語処理系の教授は激務すぎて,
細部にわたるご指導など期待する方が間違ってる.
准教授の専門は音声です.
そして現在,感性・言語処理系である助教はもういない.
・・・あああこの状況,何か・・・何かひっかかる!
学生主体の研究ができるわけだけど何かひっかかる!
何かよくない気がする!

・・・あそっか,3年前と同じなんだわ.
その頃は今の准教授とは違う先生でしたけど,その方も音声の専門家.
ご指導いただくにも,感性やってる私たちはどうしたら・・・という状況でした.
教授が感性に興味あるから,研究室でもやってるわけですけど.

なんすか,我々で研究室内に「研究室」作っちゃっていいんですか.
勝手に組織しちゃいますよ.
いろいろ助言いただけたあの助教の方はホント貴重だったなぁと思います.
ま,企業出身の方だったので,視点も少し違ったんでしょうけどね.

とりあえずどうしましょうか,自分の力でできる範囲でゼミやってみましょうか,
ワーワーわめいてみましたが.
で,ゼミやるんだったら,ホントに研究やる気ある人だけでやりたい.
でも准教授のご意向だとそれは許されなさげ.
まー今やってる小ゼミメンバーで,いろいろ検討してみようかと思います.

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