土曜日と日曜日を使い、私と二つ上である修士二年の先輩二人で、四万十川へキャンプに行ってきました。昔家族でキャンプをしたことがあるような…という程度の経験しかなかったのですが、先輩はキャンプや野宿を経験しているので、安心して行きました。ところが、これがとんでもなく過酷な旅になってしまったのです。
先輩らは朝早くに出発したのですが、私は午前中はバイトがあるため、昼の3時頃に出発することになりました。四万十川まで行くので、私は徳島市から池田へ行き、高知へ行って四万十へ行く、というルートを通ります。室戸岬経由だと遠いので、池田経由にしたほうが良いと先輩に言われました。
池田から高知市へ抜ける道では、大歩危と小歩危を通ります。オオボケってふざけた名前…と思いつつ。前日は、卒業論文の発表があり、その夜は打ち上げがあったため、バイトの時間も相当辛い物がありました。5時間睡眠でまだ酒が抜けきっていません。バイトが終わり、ここで本当は眠ってしまいたい状態でしたが、そそくさと荷物をまとめて出発します。ここで、バッグの中にゴミ袋かなにかで防水処置を施しておくべきだったのですが。
装備品は、寒くないようにスノボ用の靴下、ズボンは二重です。防御力をあげるため、普段は付けない足のプロテクタを着けます。すねから膝までをガードする大きめのプロテクタです。ウインドストッパーも装備し、出発します。
出発した時間では、まださほど寒くなく、むしろ少し暑いくらいでした。徳島市から国道192号線で池田まで行きます。途中、小腹が減ってきたりするとコンビニで軽く食料を買っては食べます。トイレに行きたくなればコンビニか、すいません、道ばたでやっちゃいました。山の中ですし、大丈夫でしょう。多分。
そして、大歩危に入り、コンビニでホットコーヒーを買おうとすると先輩から電話。現状報告ってとこですね。そんな電話をしていると、向こうの方でこちらを見ている人たち。最初は、私と同じくツーリングをしにきているのかと思いましたが、明らかにバイクが小さすぎますし、年も私より若い感じです。マフラーの音、走り方からするにヤンキーっぽいです。そりゃー見られちゃいますよね。はぅぅ。
コンビニを経ち、しばらく走っていると先のバイク集団が。ちんたらちんたら走るのが好きなんでしょうね、やっぱり。すぐに追いついてしまい、信号待ちで並んでしまいました。絡まれとうない!とか思い、スタートダッシュします。ふ、排気量が違うんだよ、と思いつつ、逃げます(笑)
走り続けていると、段々暗くなってきました。もう18時近く。いよいよ車の量も減ってきます。そんななか、前輪からキュルキュル…と異音が。ボルトがゆるんできたのか!?と焦りましたが、ボルトがゆるんできたのならこんな継続的に異音が鳴り続ける物なのでしょうか。ものすごい勢いでボルトが抜けようとしているのでしょうか。風切り音に混じって聞こえてくるので、実際かなり大きな音を立てているのかも知れません。不安に思いつつ、高知市まであと60キロです。(続く)
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