Sunday, March 05, 2006

Motorcycle::Bicycle - バイクと自転車

教習所で普通二輪の免許を取る際、ある教官が私の一本橋の渡れなさを見てこう言いました。

「バイクって自転車と同じやろ?」

自転車と同じ感覚でいけば乗れるハズだ、という発言ですね。このときは何も考えませんでしたが、今になって思えばこの思いこみはまずいだろう、と思うわけです。

はたして自転車と同じように乗ればバイクは乗れるものでしょうか?自転車は小さい頃に練習して乗れるようになる人が大半でしょう。では何を持ってして自転車に”乗れた”と判断するでしょうか。転倒せずに、まっすぐ進むことが出来、曲がることができれば乗れたことになります。

ここでバイクでは、乗り方一つにしてもハンドルの握り方、クラッチ操作、体重移動、目線など、実に様々なオペレーションを身につける必要があります。そして、自転車の乗り方を練習するときとは異なり、バイクでは教官が、乗り方について細々とレクチャーしてくれます。

バイクは細かいところまで教えられ、理解しようとするのに対し、自転車は言ってしまえば自己流です。この自己流の乗り方をバイクに当てはめてしまってよいのでしょうか。自転車と比べ、重量、操作感など様々な点で異なります。これらのことから、自転車と同じだ、といって除ける教官は、頭ではなく体でバイクを乗りこなしているんだと思います。そして、体だけで頭もバイクの乗り方を理解していないのだとすると、多分この教官は教官に向いてないんでしょうね。実際、この教官は評判が悪いですし。

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