Sunday, December 30, 2007

Comic::GUNFRONTIER - 読んでみた感想

毎回必ずSEXするヒロインが居るらしいということで買ってみたGUNFRONTIER。
動機が最強に不純ですが,松本さんってそんなん描く人なんかという興味もありました。
ヤマトとか,微妙に親の世代だったりするんで,
松本零士さんっていうとヤマトや999のイメージしかありませんでした。

買ってみた理由の一つとして,ガンフロンティアをあれこれ分析してるサイトを見たからというのがあります。
あー深いんだなぁと思いまして。

シヌノラの分析うんぬんは,一読した限りでは察することも出来ませんので
そーゆーサイトを読んでふむふむ言うことにします。

面白かった点は,なんというか最初の一,二ページで馬車の馬がくたばって
すぐ飯にされてしまうとことか。
何回馬死ぬねん,と。
馬に限らずばったばった死んでいく人々。
ギャグのノリで死んでいきます,脇役のメンツ。
いや,脇じゃ無くても多分重要なんじゃないのこの人?
と思う人も一太刀ないし銃の一発で死亡。
今日日この命の安さは変に笑えます。

あとメチャクチャな街が良い,と毎回言う主役たち。
男は殺され女は犯され,酒が飲めて飯が旨い。
そんな街が良いと彼らは言う。
平和主義な街は,ここは狂っとるといってのける始末。
なんつーか欲望全開なんですが,そんなノリはどっちかっつーと好きです。
いや,現代社会的にアレですけど。
規律ガチガチでみんな機械のように動く街とどっちを選ぶって言われたら,
彼らの言う街を選びたくなる私です。
別に男尊女卑だとかそんなこっちゃなしに,
どっちが面白そうかという観点で,
欲望むき出しになるか機械人間になるか選べって言われたら,
欲望むき出しを私は選びたい。

読んでると心の中が薄黒くなっていく感じを覚えますが,
息苦しさはないです。
むしろ変な共感を覚え,読みながら笑ってしまう。
今の親御さんに見せたら苦情殺到するような内容っぽい点にも笑ってしまいます。

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