Wednesday, April 19, 2006

Touring::Camp - 卒業旅行キャンプ(6)

ほのかな明るさと車の騒音で目覚めた朝は…相変わらず雨が降っていました。それも夕べとさほど変わらない激しさだった上、携帯の時計を見てみればまだ6時半頃。ここで起きて出発したとしても夕べと同じく雨晒しに合ってひいひい言う羽目になるだけです。もうしばらく寝袋の中でまどろむことにしました。…にしても、起きて目の前に変な人が立っていなくて良かった、と安心している私はやはりびびりなのでしょうか。

8時半頃になると、ずいぶん雨が緩やかになってきました。携帯で確認した天気予報では、昼過ぎからましになるようでしたが、午前中ずっと飲まず食わずの状態で寝袋の中という状況は嫌だったので、出発することにしました。そそくさと装備品を整え、寝袋を片付けます。装備品は全く渇いていません。冷たいですし水のせいで重いですし。

雨が緩くなってきたとはいえ、やはり雨の中を走るのは精神的、体力的にもきついものがあります。レインウェアがあればまだましなのでしょうけど。真っ暗な夜の中を走るよりも、明るい朝に走るほうがまだ安心して走れます。とは言っても、路面状態は最悪ですが。

夕べのような豪雨の中の走行に比べれば、こんな雨量へのカッパなので、昼頃まで休憩なしで走り続けました。野宿したおかげで、私の体力は多少回復していましたが、XJRは雨水+気温の低さによって冷えすぎた状態となり、全く元気がありません。それに加え、私も全快ではありませんからアクセルワークがへたくそになっています。エンストしそうになったり、急にエンジンを吹かしたり。前の車を煽っているみたいで嫌になります。高知市に入ったくらいが、それが顕著に出ていました。というのも、それなりに車が混んでいたので、低速走行ばっかりだったのです。エンジンを回してやらないとエンストしそうなのに、低速走行ばかり。はやくこの渋滞を抜けたいという思いでした。

高知市から山道、大歩危方面へ入るところにまでくると、随分車は減りました。山道に近いと言うことで、残り少ないお金をはたいてガソリンを補充します。500円分のガソリンください、とかいう注文初めてしました。これで残金は200円ちょっとになりました(本当はこのとき200円もあるとは思っていませんでした)。

ガソリンを補充し、山道へ向かいます。途中ローソンがあったので、そこで一端休憩します。トイレ休憩です。何やら人が多かったのですが、恐らく旅行に来ている人たちなのでしょう。朝っぱらからこんなに人が多いのですから。

気づけばバイクウェアなどの濡れ具合も多少マシになっていました。次は大歩危、小歩危を目指すことになります(続く)。

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