寄り道をしないということを念頭に置いたので、常に海岸線沿いに走ることはしませんでした。かといって、ショートカットばかりして四国一周が小回りなもの になるのは嫌だなと思っていました。ですので、国道沿いを走ることにしました。徳島では11号線を走り、55号線に入り、56号線に入り、そして再び11 号線に帰ってくる寸法です。そのため、今回は足摺岬、佐田岬に寄ることはしませんでした。残念ですが。次回立ち寄ることにします。
そろそろ起床してから12時間が経とうとしています。一日の総合走行時間の記録をそろそろ塗り替えようとしているところですが、まだまだ四国一周を達成す るための距離の半分にも達していません。今までのツーリング距離とは遙かに異なるため、笑わずにはいられない状態です。おそらく、この時点で温泉にでも浸 かれば気持ちのいい眠気におそわれたことでしょう。さらに言えば、この後さらに走り続けることになりましたが、そのときに温泉に浸かれば恐ろしいまでの眠 気におそわれたことでしょう。前回二十三士温泉に浸かって、眠気におそわれていますから、今回はそのようなことのないよう温泉には浸からずに走ります。
相変わらず照り続ける太陽の日差しの中、走り続けて休憩ポイントを探します。朝はあんなに寒かったのに、昼間は汗をかくほど暑いのですからたまらないで す。愛媛に入ると「南レク」という文字をよく見かけるようになりました。公園らしいのですが、南レクの意味はよくわかりません。公園でも人がたくさんいる ところはあまり行きたくないなぁと思いながら走り続けます。走り続けますが、いい加減休憩しなければまずいと思う状態まで疲労がたまり始めました。ふと左 手に小さな池と、横になれる長椅子がある公園が見えました。直感で、此処で休憩しよう!と思い、即この公園にはいっていきました。風園という場所でした。
ここでは小さな子供とおじいさんらしき人が散歩しており、また浮浪者のような人が一人居ました。池には親子のアヒルが泳いでおり、道路側には国土交通省が 行っている交通量調査の調査員が二名座っていました。此処に来るまでにも調査員は何人もみかけました。最初は何座って居るんだこの人たちは、と思っていま したが、よくよく見てみると「交通量調査中」と旗に書いてあったため、それとわかりました。
私はこの公園で一休みすることにしました。おそらく、朝の9時頃、室戸に入ったあとに道の駅で休憩したときと同じがそれ以上の長さの間で休んでいました。 目を瞑って横になれたのは此処くらいでしたから。靴を脱ぎ、ウェアを脱いで横になりました。右足もかなり痛くなっています。出きることなら此処で仮眠を 取って起きたかったのですが、どうにも瞼が重くなりません。今回自宅に着くまで終始こんな状態でしたが。しかし、おそらく20分ほど横になっていたように 思いますが、これほど休憩すれば元気も復活します。あまり横になりすぎて、変に眠くなるのもまずいと判断し、身支度をして再び出発します。今度は、前回た どり着けなかった松山を目指して。(続く)
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