Friday, October 14, 2005

Motorcycle::Touring - 四国一周(5)

少し横になると、気持ちは楽になりましたが、逆に少し眠くなってきました。考えてみれば、もう12時間起きていて、そのうちほとんどバイクで走っていたわけですから、眠くなってきて当然ですね。

しばらく走っていると、そろそろのども渇き、ガソリンも半分以下になってきています。このまま松山目指して走り続けてもいいのですが、途中ガソリンスタン ドがどれほどあるのか、よく確認していません。それにのどが渇いたり、おなかが減ったときには無理せずに休憩を取ろうと、今回のツーリングでは決めていま した。

そう考えていたら再び道の駅が見えてきました。ここで再度休憩をとろうと思い、道の駅に入っていきます。道の駅の前にはエネオスがありましたので、休憩を 取った後、ガソリンを補充することにします。道の駅に入っていくと、人影はさほど多くないはずなのに、駐車場は一杯です。…別に海に近いわけでもないの に、何なんだこの車の多さは。そう考えつつも、バイクを止める場所を探します。ジュースでも飲むか、何か食べるものが買えれば買いたいな、そう考えていた ら、美庄柑シャーベットというものが目に留まります。愛媛では美庄柑という蜜柑があるようですね。蜜柑シャーベット、とうたっていないのだから、きっと美 味しいに違いない、そう考え、早速購入。200円でした。食べてみたら、甘酸っぱい蜜柑味。甘さはさっぱり、そして酸っぱさがあり、さらには苦みも。別段 シャーベット通というわけでもないので何とも言えず、こんなもんなんだろう、と考えながらシャーベットを堪能していました。

少し休憩し、すぐさま前のエネオスに向かいます。きちんとしたユニフォームの兄ちゃんが出てくるのかと思いきや、普通の主婦らしい格好をしたおばちゃんが 出てきました。何だかエネオスのイメージと違います。でもまぁ、ガソリンスタンドなんてそんなものか、とか勝手に変な納得をしていました。

松山まで何キロか、というのを常に気にしながら走ります。松山まで100キロを切りつつ、小さな町並みを抜けていきます。田舎というわけではありません が、町、という感じでもありません。このころすでに夕方ごろにさしかかっていました。段々あたりに寂しい雰囲気が漂ってきます。

夕方頃、とうことで、再びおなかも減ってきます。松山まで50キロ近く、という地点になりました。松山まで50キロ近く、しかも夕方頃で日も段々落ちてき ます。前回11号線沿いに走って、昼頃に出発し、松山近くまで走り、夜中に帰ってきた記憶があります。…ああ、今回下手したら家に帰れるの明け方頃じゃな いだろうか、そんな不安がよぎります。途中野宿しないといけないのかなぁ…だとしたらどのあたりで野宿するんだろうか。というか野宿できる場所があるんだ ろうか。そんなことを考えていたら、ローソンが見えてきました。ただのローソンではありません。さぬきうどんがローソン内で食すことが出きるあのローソン です。四国の南側のローソンでは、ローソン店内でさぬきうどんが食べられるところがあるのでしょうか。晩ご飯はここで済ますことにしました。食べたものは カレーうどんと温泉卵です。出きるだけ栄養をとっておかないとやばいですからね。うどんを食べたとき、うどんをすすってうどんが食堂ではなく鼻の方に入っ てしまい、激しくむせてしまったことが記憶に残っています。ローソンでうどんでむせるってどういう図なんでしょう。

うどんを食べた後、あたりはいよいよ過疎になっていきます。と同時にあたりはいよいよ暗くなってきます。あんなに昼間は暑かったのに、何だか肌寒い感が出 てきました。前方は山。山道に入れば確実に気温は下がります。早朝はやたら寒かったのを思い出し、ここいらでウェアの下に長袖を着込むことにします。ここ からは、またしばらく山道が続きます。松山はもう目の前です。(続く)

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