
最初こっちに越してきたときには、とりあえず家具を配置します。まあここが使いやすいだろう、ということで。実際数ヶ月、数年過ごしてみると、これがここにあると邪魔だとか、これはこっちにあった方が使いやすいということに気づいてきます。
ということで、ものが使いやすいように配置換えをするわけですが、同時に部屋が段々狭く感じられるようになってきました。ものを買えば置き場所に困ってくる=足の踏み場が無くなってくることになるので。
物が増え、押入に使わない物をしまい、さらに収納スペースがなくなり…私の部屋はゴミ屋敷予備軍になりかけましたが、サークルの後輩がよく家にくるようになってからというもの、部屋を掃除する癖が付くようになってきました。実を言うと、当時好きだった子も私の家に時々来ていたので、そのせいが大半でしたが。
人が大量に来ると、当然余計に部屋が狭く感じられ、もっと広い部屋だったらいいのに、と考えるようになりました。それからというもの、デッドスペースを意識し、徹底して無駄な空間を減らしていくようになりました。かつ、テレビとテーブルの位置を意識するようになりました。どうおけばたくさんの人が座れるか、など。
加えて、掃除しやすい配置を考慮し、去年の10月頃から私の部屋の配置は落ち着きました。どう考えても、これ以上広くできないし、掃除もし易い。ただ、寝る位置と押入の位置が遠く、しまうのが面倒となり、布団を出しっぱなしにしがち。
微妙に不満が残っていたので、去年の暮れに、模様替えの計画を頭の中で練り始めました。短いスパンで模様替えを繰り返し、家具の配置は練りに練ってきました。ここにきてもっと広い置き方をするとなると、相当難しいです。ロフトベッドの購入も考えましたが、縦長の部屋で、幅の短い辺の一方に玄関、一方に窓という構造です。ベッドを置くと確実に部屋が狭くなります。原則、部屋が狭くなるのは却下という方向で行きます。
あれこれ考えていく内に、家具の配置はどうすると部屋が広く見えるのか、を突き詰めて考えるようになりました。異なる高さの家具を一列に並べるにしても、その並べ方だけでずいぶんと広さの感じ方は変わってくるという点に気づきます。私の部屋のように縦長の部屋の場合、長い辺側の壁が狭くなると圧迫感が増え、狭く感じます。ただでさえ細長な部屋を、さらに細長にすると、当然狭く感じられるようになります。ふだんの生活で歩く順路において、縦と横の比率が近くなるように家具を配置し、且つ壁の露出面積を広くすれば、部屋は広く見える、という結論に達し、昨日模様替えをしたわけです。
高々部屋の模様替えごときで何もそこまで考え込まなくても…と思ったりもしますが、結局はパズルなわけですね。しかもどんな形になればどんな印象の部屋になるか、まで考えなければなりません。あれこれ計算して出来上がった模様替えですが、間接照明を組み合わせるとやたらに大人っぽい雰囲気の部屋になってしまいました。前の配置のときに比べて、家にある家具は変わっていないんですけどね。家具の配置だけで印象は随分変わることから、家具を配置する人の個性やら考え方が部屋の印象に現れるんじゃなかろうか、とか考えてしまいました。
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