何でそんなこと聞くんですか?知ってるでしょう?と思ったのですが…今日学部四年生向け授業として、オブジェクト指向プログラミングの第二回の授業をやりました。何故か助教授である先生も出席…
デザインパターンとSTLに激しく食いついてきて、果てはC++のテンプレートの説明までさせられました。いや、先生は知ってるでしょう?何でそこまでわかりません口調で聞いてくるんですかぁっ?と思ったのですが、事実、あまり詳しく無かったようです。
企業にいた頃などは、研究してプログラムを作ることになったとしても、研究者はアルゴリズムを考えるのが重要なのであって、プログラミング言語に詳しい必要はなかったようです。アプリケーション化するときなんかは、実装屋さんじゃあないですけど、雇ったプログラマの人に作らせたのだそうです。大学でも無理をすればそれが出来るのだそうですが。
ということで、別にC言語ぐらいが使えれば、仕様書や要求をプログラマに提出することが出来たので、C++などが使える必要がほとんどなく、さらに言えばデザインパターンやSTLなどを使って効率的にアプリケーションを作る事なんて研究者のすることじゃない!のだそうです。
情報の学生ならばプログラミングが出来て当たり前で、院に進むならばいくつかの言語が使えて、抽象的な考えにのっとったプログラミングが出来て当たり前だと考えていたのですが…情報の研究者といえど、プログラミングがバリバリ出来る必要はないのかと思わされました。
ちなみに先生は先生で、プログラミング言語に対する意識の違いを垣間見て、ジェネレーションギャップを受けたそうで。イテレータをインクリメントすることは、連続メモリ空間のアドレスをすすめていくこととは必ずしもイコールにならないということを説明しなければならないことに、私は驚きを受けましたけどね(先生、演算子オーバーロードを知らないんすかっ?と)。
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