ソフトウェア開発のアルバイトをして、早一月と二週間近く経とうとしています。想像していた図柄通り、依頼主である社長があれこれ要求を出し、それにこちらプログラマが応えるという状態になっています。こちらのすすみ具合にあまり関係なく。
頃合いを見計らって要求を出されるのはかまわないんですが、以前言ったことと違うことを言うのは御免被りたいわけでして。主旨や目的が変わった、というのも厄介と言えば厄介ですが、社長の話しぶりを見ていると、どうも以前の話の流れをあまり覚えていない点が垣間見えまして。我々が今作っているソフトを、以前別の会社が請け負っており、その会社の開発続行が困難になったため、我々に話が回ってきたと言う状態です。
その開発途中のソフトウェアを引き継ぐ形にしたかったのですが、いかんせん仕様書が皆無に等しく、ソースコードを解読してから開発に着手するのか、それともフルスクラッチで書いた方が良いのか、という選択に迫られました。
ソースがPHPで書かれていたのですが、なにぶん我々のメンバーは4人中3人はPHPをさわったことが無いという状態でした。Perlであれば、私は使えたのですが、全員がPerlの方が良い!という状態でなければ、Perlにするメリットがあまりないようにそのときは感じたので、結局PHPで行くことにしました。(それにPHPの方があれこれモジュールを使うことで処理が早くなりそうな感じがしたので)
仕様書が無い以上、フルスクラッチで行く方が良いという事になったので、PHPを勉強しつつ、開発を進めていくことになりました。PHPやらPerlやら、そこら辺の話は社長は知りたがらなかったので、ともかく仕様書がないため、最初から書いた方が早いという旨だけを伝え、了承を得ました。
そして今にいたり、開発がやはり遅れてしまっているわけですが、その状況をみて社長が「何だったら前のやつ(引き継がなかったソース)を使ってくれてもええんでよ」と一言。あー…あのですね、元はといえば仕様書がですね…という説明を再びしないといけないわけですか。がーん…
あと社長からの要求を先日聞きに行ったわけですけど、どうも考えがまとまりきってらっしゃらない様子。しかも、今回開発しているソフトウェアは、社長の特許を実体化させるようなものなのですが、どうも社長が特許の範囲を誤解しているような気が…まぁ正直、これってどうなん?っていう内容の特許をいくつか出してて、その中の一つを今回実装するわけですが、これもまたどうなん?って感じなので。うーん、社長は特許について詳しい人なんだろうか。
顧客と開発者の関係って、こんなもんなんでしょうかね。
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