Thursday, March 30, 2006

Laboratory::Sensibility - 感性の違い

感性情報処理の研究をしているせいか、近頃、言葉使いの裏にある感情表現には敏感になってきています。

というのも、今日、しゃべり方がすさまじくとろい同研究室の友人が、「先生を利用する」という言い回しを使ったのですが…私の印象からするに、「先生」は目上、「利用する」というのは利用される物よりこちらの方が立場が上にあると考えちゃうのです。つまりこれは、目上の人に敬語などを使わなず、むしろこちらの立場を持ち上げるような表現のように思います。ということは、「先生」に対して「尊敬」などの感情はなく、「卑下」する感情が見え隠れするような気がします。

それを友人は、「先生を利用する」も「コンビニを利用する」も、「先生と協力する」も「ギブアンドテイク」もすべて同じ感覚だと言い張るのです。言うのではなく言い張るのです。こっちの言い分はまったく聞いちゃいない。っていうか「先生」も「コンビニ」も同じ立場なんですか。そんな無茶な。

「尊敬」だの「卑下」だのという単語が、その場で浮かんで来なかった私も、たいがい頭の回転が鈍いのかもしれませんが…前々からこの人とは肌が合わないと思っていたところ、「人が持つニュアンスの違いって難しいよね」みたいな発言をするわけですよこの人は。私は、お互いの考え方が違いすぎることを認め合ったような気分になったので、間食がてら食べていた菓子パンをそそくさと食べて、談話室からさっさと出ていきました。

前々から、この人に良い印象を持っていなかった私ですが、ホントにこの人は感性情報処理の研究をやっていけるのかと思ってしまいます。もうちょっと他人の意見を聞いてくれれば、ね。こちらが何か言えばすぐさま切り返す言葉は「でも」ですから。何を言っても「でも」と反論、否定されるといくらなんでもしゃべり掛けるのが嫌になってきます。感性の研究をする前に、自分の感性を磨いて欲しいと思いました。

Wednesday, March 29, 2006

Myself::Policy - 向上心の塊

向上心の塊。研究室の送別会にて、初めて先輩に口にした言葉です。これは私の好きな言葉で、私のポリシーといいますか、こうありたいという言葉です。他に、「自由奔放」や「行き当たりばったり」も好きですが(笑)

私は、何事も取っつきの良さは悪いです。悪いのですが、その悪い点を目の当たりにして、改善していこうという気持ちはすごくあるのです。

高校の頃、剣道部で、基本的な稽古でさえすぐばててしまい、なかなか基本に即した技が出来なかった記憶があります。それが、部活引退間際には基本に即した技が、部員の中では誰よりも綺麗にできるようになっていました。自負ではなく、顧問の先生に言われたからこう書いているだけですが。

今のバイト先であるレストランでも、美しく盛りつける+短時間で料理提供をこなさなければならない状況。去年の6月から準社員として入社してからというもの、なかなかおもうように仕事がこなせない状態でしたが、最近になって、自分でもレベルアップした感があります。そこは、店長の、「料理は芸術だ」発言や、「そんなんだからいつまでたってもできないんだよ」発言を受けてということもありますが、自分の欠点を見つけた瞬間から、私は自分の欠点を改善するために頭をフル回転させます。

「やればできる」という言葉がありますが、ただがむしゃらにやれば良いのではなく、現状を改善する努力をすれば「成せば成る」んだという自負があり、結果「向上心の塊」の私が出来上がっていたりします。ポジティブすぎる考えかもしれませんが。


関係ないですが、http://tekipaki.jp/~clock/software/index.htmlの成分解析ソフトにて解析した結果…


向上心の塊の成分解析結果 :

向上心の塊の80%は華麗さで出来ています。
向上心の塊の12%は汗と涙(化合物)で出来ています。
向上心の塊の4%は媚びで出来ています。
向上心の塊の3%はハッタリで出来ています。
向上心の塊の1%は愛で出来ています。


多分適当な解析だろうと思いつつも、若干現実味を帯びた結果に括弧笑な気分に(笑)

Tuesday, March 28, 2006

Laboratory::Work - 所詮金ですか

最近になって研究室の愚痴を書きつづってばっかりになっていますが…先日とある企業から、研究材料としてアンケート調査をしたいというオファーがありました。教授サイドで話が進み、人集めや日程云々の話は私を中心に進めることになりました。

企業からのオファーということで、報酬が発生することになります。10人の人に対してアンケート調査を実施したのですが、当初予定していた3人が無断欠席。何してんの!?っていう気持ちでしたね正直。遊びじゃないんですから。うち二人は次期マスターの一年です。残り一人はドクターの方です。来られないんだったらその旨を連絡してくれと、私はメールに書いておきました。

しかしながら、どうも私以外の人は報酬が発生することを知らなかった様子。ならば報酬が発生すれば来たのでしょうか。来たかも知れません。報酬が発生するので、それなりに真剣味を持って望むべきだったし、早々にアンケートを終了した人なんて特に。そういったことを先輩に言われました。報酬の話はメールに書いておくべきだった、と言われました。

確かに、その点は重要ですから、私の失敗です。が、報酬が発生しないと考えた場合、メールの内容を無視して姿をくらましていいのでしょうか。いきすぎた考えかも知れませんが、参加しなかった人たちは、報酬がないなら研究の協力をしないくらい、普段からいい加減な気持ちでいるということなのでしょうか。参加できない、参加しないならその旨をメールしてもらわないと、急遽人を捜さなければならなくなります。マスター以上の学生だから大丈夫だとタカをくくった私が悪いのでしょうか。所詮、学生だということでしょうか。

今度、報酬の話をアンケート参加者の人たちにメールしますが、無断欠席した人にもちらっとしてやろうか、とか思いましたが、ひねくれた行為なので止めておきます。お金がからんでいる話をすれば、もしかしたら全員出席してくれたかもしれない。そう思うと虚しさを感じます。現実、こんなもんなんでしょうね、きっと。

Monday, March 27, 2006

Motorcycle::BackStep - 峠にて

今日後輩をバイクに乗せて、鳴門スカイラインと大坂峠に行って来ました。鳴門スカイラインではさほどではありませんでしたが、大坂峠では徐々にテンションがあがってきて、以前より攻めてしまいました。攻めるたびに攻め方が変わってきて面白いのですが、今日コーナリング中に初めてライディングブーツが地面に接触。もしかしたら軽くステップも擦ったかも知れません。ステップよりもブーツの方が外に出ているため、ステップよりも先にブーツが擦れました。

以前、バンク中にステップを擦るようになってきたため、バックステップに替えたという話を見たことがあります。バックステップにすると、擦らなくなるんでしょうか。だとしたら、バックステップ購入を真剣に考えようかな、と思いました。

Laboratory::AllocationOfRoles - 新役割分担

以前私は、研究室で隣の席の先輩に、新年度はこんな仕事分担をしたらどうか、と提案したことがあります。研究室内では、各々が係りを割り当てられることになっています。そして私は一年間、掃除係をやってきました。

この分担内容が、いい加減と言いますか、効率的でないといいますか。機能している人としていない人がいるわけです。掃除係に関して言えば、掃除用品の購入、掃除日の通知など全て私が行っていましたが、買い物係がいるのになんで私が購入しにいかねばならないのか、という疑問がありました。

研究室のためというよりも、この中途半端な分担が気持ち悪いですし、研究室の人らのいい加減さが気になるのです。いい加減はいい加減でいいのですが、やることはきちんとやらない人は好かないです。

ということで、掃除係が新しい三人に決定したので、掃除係内でも、来年度はきちんと分担してやろうと思い、掃除の管理は私、掃除用品の補充や、ゴミ箱管理は留学生の方にお願いしました。メールが返信されてこないので、分かってるんだか分かってないんだかわかりませんが。

私の頭の中では、掃除用品の補充は、買い物係に頼んで購入してきてもらい、費用は会計係からもらう、というような流れになると思っていました。そんな話を、酒の席で会計係の人に話していたのですが…掃除用品の購入費用が、無駄に高くなった場合(例えばディスカウントショップで買わずにコンビニで買うなど)、掃除用品の補充する人には言わずに私に言うというのです。なんでそんなに周りくどいのでしょう。お金を渡す相手に直接いえばいいのに、その場で言わずになんでそんな間接的なのか。直接言ったところで、私に伝わらないわけではないでしょうに。

その理由に、掃除係の内情は一切こっちは関知しないから、とか言い出します。意味不明です。というかそれなら買い物係に言えば済むでしょうに。お金を取りに来た人には言わず、買い物した本人にも言わず、なんで私?それを聞いても再び、内情は関知しないの一点張りです。

話が全然進まない上、内容が些細なことなので、先輩が止めに入ってくれましたが。先輩の言い分では、留学生の方には何かと物を言いにくいところがあるのだそうで。ちなみにこの先輩は会計係でもなんでもありません。

回りくどい、と言えば、私がお金を徴収し、掃除用品を買ってくればそれが一番手っ取り早いです。そうしない理由は、各係りをきちんと機能させたいですし、買い物や飲み会などのお金管理はどこかで一括管理したほうが良いと考えたからです。しかし彼の言い分は、面倒なことや、果ては留学生の方とはかかわりたくないとしか受け取れません。つまるところエゴです。

私もこの一年間、結構身勝手に動いていたときもありましたが、やることはきちんとやりました、最低限のことは。仕事をやらないときは、人手が足りているからと判断したからだとか、連絡がこちらに届いていなかったからだとかです。

彼はこのように意味の分からない、というよりも筋がおかしい言い分をすることが多々あります。考え方が偏り、かつ自分の意見を曲げず、人の意見を聞きません。それでいてしゃべり方は遅過ぎ…とか欠点を挙げ出すとどんどん出てくるので止めますが。以前私も考え方が偏って、無意味にガンコだった時期がありましたが、周りが迷惑ですし、恐らく自分にとっても損です。彼のためというよりも、迷惑を被っている私がいつまで耐えられるかわかりません。だからというわけではありませんが、最近はより鋭い言葉で、悪い点の指摘を示唆したりしています。そのうち直球で指摘するかもしれませんが、あと二年間は同じ研究室にいるわけですし…これこそ面倒な話です。

Thursday, March 23, 2006

Laboratory::LackOfSleep - 研究意欲満々

卒業式の前の日だからかはわかりませんが、研究室に配属されて、一番研究意欲に駆り立てられ、睡眠時間を削りに削って研究した一日でした。

昨日帰宅したのが深夜の1時半。研究室に向かったのが早朝5時。内数時間はWebを眺めたりしながら晩酌です(樽生サーバーが相変わらずいいビールを飲ませてくれます)。布団に入っていたのは実質30分程度。多分寝てません(笑)早朝に、ネギ焼き+塩焼きそばのコンビニ弁当と、アミノバリューを購入し、静かな研究室で黙々と研究を開始します。

ここまで研究したい衝動にかられたのは、昨日ちょっとピコーン!とひらめきがあったせいだったりするわけでして。時々書いてますが、私は感性情報処理に関する研究を行っています。友人は顔文字からの感情情報推定だとか、感情情報を付与したコーパス作成に関する研究を行っておりますが、私の場合、そういったサブ的な技術関係ではなく、文から感情を推定するシステムの研究を行っています。感性情報処理のど真ん中って感じがしちゃいます。

最近少しだらだらした研究具合だったのですが、友達や先輩の話を聞いて、ひらめきが来たんですよね。しかも、多分向こう一年分の研究ガイドラインが決定したかなー、ぐらいの勢いです。うちの教授陣は、こちらからアクションかけないと結構放置するようなところがありますから(もちろん気にはかけてくれています)、一年足らず研究室にいただけですが、自分で研究内容決めていかないとヤバイというのは感じるようになっています。当然っていえば当然なんですけどね。かえって私にとっては自由な感じがしてやりやすかったように思います、この一年。あと五年はこの研究室にお世話になると思いますけどね。博士課程前期、後期ありますから。

そんなこんなで、今日一日は眠いといいますか、なんだか頭がぼんやりした日でした。研究はガシガシすすめましたけどね。

夕方頃、ちょくちょく私が愚痴を書いている友人が部屋に入ってきました。私のメモ書きを見て何が言っています。字が綺麗だとか汚いだとか、そんな話です。

さらに話は続きます。毎回思うのですが、私の所にきたり、なんだかんだして時間つぶさずにとっとと自分の研究進めろよなー、と思います。彼は、今グラフィカルモデルについて勉強中だとか。その話を私にするのですが…知らない単語をタラタラ並べて、自慢ですか?楽しいですか?うざいので、気持ち話をそらさせてやります。ささやかな抵抗です。

私の研究内容についてもツッコミをいれてくわけですこの人は。この内容だと、形態素解析の結果を使えばできるよね?とか言い出すわけです。っていうか使ってますし、まだまだ私が思う研究の一端の結果に過ぎないわけですが。アナタが見てるメモ書きは。

どーもこの人は否定口調だからいけない。展望とか、将来とか、そういう単語をこの人から聞かない。以前一度私がガツンと研究内容の話を持ちかけたことがあるのですが、この人話下手な上に私と考え方がどうにも違う様子。私の方が考えがポジティブすぎて、あまりにも先の方を見過ぎなのかもしれませんが。

とかく、ひらめきをすぐに形にしたくなって眠れなくなるなんて、自分で言うのもなんですが研究職が向いているんだろうか、とか思ってしまった一日でした。

Tuesday, March 21, 2006

Laboratory::Behavior - 喋りながらの挙動

喋りながらくねくね動く研究室の友人。鈍いしゃべり方、自慢げに挟む小難しい単語、そしてちらちら見え隠れする偉そうな態度…

彼の良いところを誰か教えてください。そんなことを考えてる自分は、どんどん性格がひねくれていくような気がする今日この頃です。

Monday, March 20, 2006

Touring::Camp - 卒業旅行キャンプ(4)

国道56号線を、四万十市から徳島目指して走るわけですが、雨が半端じゃないので、多少の雨ではしみてこないバイクウェアでさえしみてきます。いよいよ股間にも水が染み渡ってきたので、今後どうするかを疲れた頭で考えます。とにかく、屋根のある場所で一度止まりたかったのですが、早々屋根のある場所で、かつバイクが止められる場所なんてないんですよね…ふと、バス停をみかけ、屋根がついていて、バイクが十分止められるスペースがあったので、そこで一度停車します。

近くにある自販機でホットコーヒーを買い、冷えた体を温めます。温めるのはいいのですが、すぐ尿意を催すので、雨が降っているのをいいことにそこいらで適当に用を足します。ああ、今回の旅で一体何回立ちションをしたかわかりません。

ここで再び考えます。この豪雨の中、走るならばいずれにしても夜では気温が低い上、視界が悪いのであまり好ましくありません。走るなら、日が昇ってからが良いです。幸い、寝袋だけは二つ持っているので、野宿という選択肢が良いように思われます。しかしここはバス停…どう考えてもここで寝るのはマズイです。

しばらく走れば駅の道「あぐり窪川」があるので、とりあえずそこを目指すことにします。しかし、30分近く走らなければたどり着けない距離。30分も再び雨晒しに会うのは辛いものがあります。

意を決して走り出します。こんなびしょびしょな状態で、走行しているよりも、停車しているほうが寒くない、むしろ暖かいと感じるなんて、なんか変な感じです。間違いなく寒いはずなのに、暖かいと感じるときがあるのですから。冬に水道水が温かく感じるときに似ているかも知れません。

走っていると、ふと目的とは異なる道の駅を発見。そそくさと進路変更し、停車します。そこで再びホットコーヒーを買い、体を温めます。あまりにも寒いので、ついに持参してきたカイロ発動です。雨にさらされ、過度に冷却されて元気がないXJR屋根が着いているので、ここで眠れなくはないですが、朝確実にここへお仕事するために出勤される方がこられるのは確実なので、ここで眠るのははばかられます。現在午前2時過ぎ。長距離走行と豪雨、暴風で疲れ切っている私の側には、冷えすぎて元気がまるでないXJR。ガソリンも、現在の残量+持ち金で補充できる分で家に帰れるかどうか、という量です。近くにガソリンスタンドがあれば、そこで泊めてもらうということを考え、携帯で検索するものの…24時間営業かどうかは微妙な上、一番近いガソリンスタンドは四万十市じゃないですか。再び戻らなければならなくなってきます。四万十市へ戻るなら、先輩らと再び合流し、朝までレストランで過ごすことも考えられます。意気揚々と出発したのに、再び先輩らと合流するのは癪だったので、この考えは却下です。

ともかく、野宿せずに進むのは危険ですが、この場に止まっていても仕方がないと判断した私は、雨が弱まるのを待って、再び出発しました。(続く)

Sunday, March 19, 2006

Programming::C++ - 他人のソースを拝見

今回、先輩がやるという実験のために、インターフェース開発を私が、コアとなるモジュールを先輩が作ることになりました。簡単に言えば、文字列を受け取った先輩のモジュールが、結果として文字列を返すので、それを表示したりデータベースに書き込んだりするという流れになります。

私はMFCやらODBCやらで悩まされるわけです、といいましても、ODBC周りは以前一回悩んでいるのでさほど悩まずコーディングが完了します。悩ましいのは、クラスを追加したときなどVisual Studioが自動で生成してくれるヘッダの汚さですね…なんでprivateとpublicなメソッドを整理して並べないんでしょう。気持ち悪いです。

さて、開発を分担して行うということで、私の中では先輩のモジュールをスタティックリンクライブラリとして受け取り、適当に呼び出して完了だと思っていました。先輩はというと、ソースごと私に渡して、まとめてコンパイルさせるつもりだったようです。

スタティックリンクライブラリですよね?と聞くと、お顔にはてなマークが浮かんでいらっしゃったので、何もいわずにソースコードを受け取ることにしました。まぁ、こちらでライブラリ化してしまえば整理できる問題なので。気にせずライブラリ化に勤しみます。

ライブラリ化するにも、とにかく私が呼び出すべきメソッドはどんな名前で、どんなインターフェースなのかを調べる必要があります。メソッド名だけはメールで教えてもらっていたので、ああこれか、と分かりましたが、出力される文字列の形式がさっぱりです。あとは、サンプルプログラムをみてねみたいなノリだったので、少し頭を抱えることになりましたが…動かしてみて、出力データを見れば済むのでよしとします。

…どこに何が出力されるんだろう…という事態に陥ります。ともかく、ソースコードを追えば済む話です。…ってファイルに出力して結果の文字列を捨てちゃってるじゃないですか。じゃあ私のモジュール側でそのファイルを解析しにいけと?な、なんて周りくどいんだぁぁ…

これは文字列で渡すようにしてください、とメールを打っておきました。文字列を投げてくれれば良いところを、一度ディスクのIOを挟むのは無駄すぎです。

そしてライブラリ化をすすめるわけですが…まぁ、VSで作ったから仕方ないのかも知れませんが、メインとなるクラスのprivateメソッドや、使わない(私側には関係のない)publicメソッド、構造体定義が多すぎです。クラスの使い方が分かりづらくなるだけでなく、これらの(私にとって不要な)メソッドや型定義に必要なヘッダファイルのインクルードが大量に発生します。コンパイル時間が延びるだけです。

先輩のソースを改変してもいいのですが、後々先輩がソースコードを更新することを考えると下手にいじれません。ということで、先輩のモジュールをラップしたクラスを作ることにしました。このクラスでは必要最低限のメソッドしか定義していません。私にとって不要な定義は隠蔽したことになります。

隠蔽にはPimplイディオムを使います。ラッパークラスを作るにしても、継承を行えば先輩のモジュールのヘッダをインクルードしなければなりません。このヘッダは冗長な定義やインクルードによって、ヘッダファイル自体も巨大であり、冗長インクルードによるコンパイル時間の増幅を招きます。ですので、私のモジュール側では先輩のヘッダはインクルードしないほうがよいです。Pimplイディオムなら、先輩が定義したクラスらを完全に隠蔽できます。クラスを隠蔽してしまえば、利用者側である私のモジュールは先輩のクラスのインターフェースを知らなくてもいいわけですから、先輩のヘッダをインクルードしなくてもよくなります。

先輩のヘッダをインクルードしたくない理由はもう一つあります。グローバルなスコープで'using namespace std'を宣言してしまっていることです。ソースファイル内だけならともかく、外部公開用のヘッダに宣言してしまっているのです。ヤバイです。利用者は、宣言しているつもりが無くても、知らず知らずのうちに、stdという名前空間を省略して、stdに属するクラスらを利用できる状況に置かれてしまうわけですから。

ドクターの先輩なので、もっとハイレベルなコーディングができれば、もっと効率的に実験が進みますよ…なんて面と向かっては言えませんが、そんなことを思った一日でした。

Saturday, March 18, 2006

Motorcycle::StearingDumper - ステダンが欲しいと思った瞬間

始動時は1000回転前後のアイドリング回転数が、渋滞に巻き込まれると2500回転まで上昇してしまうXJR400を乗り回している今日この頃ですが。冬にスパークプラグをよりいい性能のものに交換して、最近までアイドリングが1500回転くらいで安定していました。これは気温が低い状態でこれですから、暖かくなればエンジンの調子もよくなり、アイドリングの回転数も多少は上昇するというもの。しかし、アイドリングで2500はないだろうと焦りました。なんせ、低回転域でのトルクが少ないはずなのに、アイドリングスタートが出来てしまうのですから。2500まで回ればできるものでしょうけどね。

今日は少し風が強く、寒いかな?と思ったりもしたのですが、ほどよく暖かかったので、鳴門スカイラインへ走りにいってきました。市街地で走るのとは異なり、山道のような曲がった道は練習する機会が余りありませんから、適当に機会を見つけて走りに行きます。

徐々にスピードにもなれてきているのか、前来たときよりも速く走り抜けられます。速く走ることだけを考えて、事故をおこすのはまずいですので、毎回安全マージンは残しながら走ります。ただ、その安全マージンをどこまで削れるか、というせめぎ合いの中走りますけどね。

鳴門スカイラインを走った後、次は香川方面へ走り、大阪峠へ向かいました。途中長い一直線の道があるのですが、車が全然無かったので少し飛ばしてみました。風が強い性もあってか、100キロも出すとシートまで強く振動します。そう感じる一方、100キロくらいで、あ、ちょっと速いかも、という程度にしか感じなかったりも。

大坂峠に入ると、思ったよりも道が狭くて驚きました。本当は、今日は久しぶりに青木海岸へいこうと思っていたのですが、ふと思いつきで大坂峠に進路変更しました。行き当たりばったりだけど大丈夫だろうか、という心配がありましたが、一度行ってみたいと思っていましたので。

道はいい感じに曲がりくねり、傾斜もあり、良い練習になります。ただ、本当に道が狭いので、対向車が怖いです。対向車は二台ありましたが、一台目とすれ違うとき、思ったよりも深くブレーキを握らないと減速しなかったので少し怖い思いをしました。ブレーキオイルが減ってきているのかも知れません。

途中、女性ライダーの方が、若干道が広いところで休憩していました。まぁ、こんな道じゃあ暴走族やヤンキーは来ないでしょうね。

走り続けていると、かなり急なコーナーも有ったりするのですが、車体を倒しながら曲がっていると、ハンドルがぶれて多少怖いです。鳴門スカイラインでも思いましたが、バンク中はハンドルがもう少し安定してくれるといいなとか思いました。まだまだ技術がショボイだけかもしれませんが。

ステアリングダンパーがついていれば、もっと安定した走りができるんだろうか。そんなことを思いました。

Wednesday, March 15, 2006

Cocktail::Shisonoha - 紫蘇の葉

まんまといえばまんまなのですが、以下のレシピで作るカクテルです。
    紫蘇の葉
  • 紫蘇焼酎 1 oz
  • グリーンティリキュール 1 oz
上記の材料をシェイクします。両方、和のお酒という感じなので、全くケンカすることがありません。しそと緑茶がマッチしています。葉桜に続く、和のオリジナルカクテルです。

Laboratory::Whiteday - 持って来すぎですよ

今日はホワイトデーですが、研究室に来ている人はかなり少な目です。研究室の女の子からは、一人からバレンタインデーにチョコを頂戴しているので、一応おかえしする心づもりはしていました。とはいうものの、研究室にこの子が来るかどうかもわからないので、何かをプレゼントするよりも、何かをおごってあげるつもりでいました。

そんなことを考えつつも、チョコをくれた子は普段なかなか研究室に顔を出しません。今日に限って顔を出すのもアレだろうからと考えて、多分来ないんだろうな、と予想して研究室に向かいます。案の定、チョコをくれた女の子は来ていません。結局、おかえし出来ず終いでした。

すると友人が私の部屋にやってきて、ケーキいらん?と聞いてきます。おかえしとしてあげる予定だったケーキが、返す相手が来ていないため残ったようです。聞いてもいないのに、手作りだといいます。しかも二人に返すつもりで、ホワイトデーとかはきっちり返したい性格だからケーキを作ったんだよ、とか言っています。そこで持ってきたケーキは二個かと思いきや六個持ってきたとか言います。何を考えているんでしょう。男の作ったケーキなんてあんまり食べたいとは思わなかったんで、今は食べたい気分じゃない、といってスルーしておきました。

そんなにたくさん作らなくても…と言うと、材料がもったいない、とか言い出します。また違う日にでも作ればいいでしょうし、たくさん作ったなら家族で食べれば良いでしょうし。

二個あまった、というならまだこんなに突っかかったりはしなかったのですが、六個も作って持ってきてる時点でサービス精神丸出しなんですよね…しかも持ってきてる割には誰にも食べてもらえないという。毎度毎度の空振りです、この人の。やりすぎ感のあるサービス精神はうざいだけなんですよね、ホント。

Tuesday, March 14, 2006

Work::PartTimeWork - 追いつけ気持ち

半月以上も前になりますが、バイト先で送別会がありました。卒業論文発表日の二日前でした。二次会参加の私でしたが、三次会は行かずに帰るつもり満々でした。が、バイト先の人に誘われて、毎度の事ながら参加してしまう私。

三次会はカラオケだったのですが、となりに座った女の子とよく喋っていました。彼女は旅行好きで、私はツーリング好き。ということで、色々話ができたのです。明けがた過ぎに解散になり、私はさっさと帰ってしまいました。

と、この様子を終始見ていたバイト先のおばちゃんら+店長。この日以来やたらと私の事を応援してくれるといいますか…おばちゃんに、付き合えたらいいな、みたいな話をしてからですね。応援半分、からかい半分って感じで世話を焼いてくれるわけです。

あまりにうれしそうに応援してくれるおばちゃんや、わざわざこの子と同じぐらいの時間にあがれるようにしてくれた店長を思うと、私の気持ちが大したものじゃない、なんてことは言いづらいものがあり…確かに仲良くなりたいような気はするのですが、別段ドキドキしないんですよね…むしろ、冗談か本気かわかりませんが、サークルの後輩の女の子が、ツーリングに連れて行ってくださいみたいな事を言うわけですよ。この子の方が脈ありかな、なんて思うところも。

そーんな嬉しそうに話されてもなぁ…と思っていると、そのうちバイト先で色んな人が応援しますよ的な空気を醸し出していることに気づきます。私の気持ちが中途半端な分、へんなプレッシャーがかかります。

メールしたりしぃよ、と言われるのですが、何メールしようかなぁ…って感じになるのが実際の所。高校生の頃は、無意味なメールを打ちまくれたのに、なんなんでしょ。実際の所、大学で研究して帰ってくれば夜も更けていることですので、メールしたい気分にもなれませんし。

考えてみれば、ここは頑張り時のような気もしますが…当の本人である私の気持ちがいまいち盛り上がってない、っていう…そんな私自身が、うざい!と感じる今日この頃です。

Sunday, March 12, 2006

Touring::Camp - 卒業旅行キャンプ(3)

四万十市に近づくに連れ、徐々に雨が強くなってきます。途中、店長が体調不調によりしばらく休業するという張り紙が張ってあったたこ焼き屋の前で、ホットコーヒーを飲みながら休憩していると、やたら強い風が吹いていることに気が付きました。長時間走っていると強風を強風と感じないんですよね…

ふと、先輩から電話があったことに気が付きます。どこかバイクを止められる場所を探し、先輩に電話します。どこでも止められるような気がしますが、たまたま狭い路地で、周りは民家だらけでしたので、路中はさすがに危ない気がしたのです。いくら暗くなってきたから、市街地から離れているからといっても、やはり時折車は通過していきます。なおかつ街灯も少なく、遅い時間ですので、路中していたら追突されかねませんしね。

何の電話だろうと思っていたら、どうもキャンプ場は豪雨に見舞われているようで、テントはびしょびしょになり、とても泊まれたものじゃないんだそうです。そういう話をしている内に、私のいる地域も豪雨に見舞われ始めました。

この時点で夜の10時半。私はこのままとんぼ返りしても良いと思いましたので、今回のキャンプは諦める方向に話が進みました。そのまま解散かと思いきや、一度四万十市のJoyfulに集まるとかいう話になりました。そのまま帰るのであれば、四万十市にいかず、そのまま帰った方が早いです。しかし、今日一度も顔を合わせず帰るのもどうなんだろう、という思いがあったので、とりあえず四万十市に向かうことにしました。雨の量は、相変わらず半端じゃないです。

四万十市に入ると、かなり雨は緩やかになってきました。Joyfulはどこだろうと思って探していたのですが、どこにあるかわからず。先輩に電話して、違うレストランに変更してもらいました。先輩らはキャンプの片付けなどで、こちらに到着するまでに時間が掛かるといいます。その間、飯を食ったり寝たりして体力を回復させておいて、といわれます。

体力を回復させるのはいいのですが…以前四国一周したときも、家に帰るまでは気持ちが高ぶって、眠るに眠れないんですよね。それに気持ちを高めておかないと、運転中うっかり眠ってしまうとも限りませんからね。

結局、2時間ほどぼんやりして過ごしたのち、先輩らは到着しました。待っている間、後ろでパチスロの話をしている学生らに対し、彼らは別世界の人たちのような感覚を覚えました(笑)彼らは、おそらく家は近いでしょうし、今日は確実に布団に入って寝るでしょう。私は…一体今日はどうなることやら。

現在居るレストランは、夜2時で閉まるそうで、このまま朝を迎えることはできません。Joyfulならできるということで、Joyfulに向かうことになります。とはいうものの、私は早く帰りたい気分満々でしたので、先輩に断って、単独で帰ることにしました。帰ることにしたのはいいのですが、外は再び猛烈な豪雨です。大して服に水がしみこんできていなかったので、まぁ大丈夫だろうと思いながら走り続けました。冷静に考えれば、走り続ければびしょびしょになることは間違いないんですけどね。やはり長時間走ると判断力が鈍ります、かなり。

私のコンディションもさることながら、XJRの調子も劇的に悪化します。おそらくなのですが、空冷であるXJRが水にさらされることで、エンジンが冷えすぎることにより、ガソリンの燃焼具合が悪くなるんでしょう。低速ギアでエンジンを暖めないことには、高速ギアでのトルクが全くでません。XJRの心配をしつつ、いよいよ服に水が浸透してきました。同時に体温の奪われ具合が半端じゃなくなってきます。この状態で、あと7時間走行すると思うと…さすがに身の危険を感じます。まず確実に風邪を引くでしょう。疲れも半端じゃなくなってきます。視界も最悪です。

視界が最悪といいますと、先輩のヘルメットはブラックのスモークが入ったシールドを付けていました。後で話を聞きましたら、レストランに来る前、もう一人の先輩のテールランプがかろうじてみえる程度であとは何も見えない状態だったそうです。そのため、あまりの恐怖に時速30キロ程度しか出せずにいたそうで、後にこの状態が夢で再現され、事故ってしまうという夢を見るようになったそうです。…完全にトラウマですね。

私はそこまで視界が悪くなかったのですが、さすがに状況が悪すぎです。とにかく、雨宿りをする場所を探すことにしました。(続く)

Thursday, March 09, 2006

Laboratory::Idleness - 楽するためには

私はプログラミングが好きです。友人はプログラミングが嫌いです。

私はこん詰めて作業しがちです。友人は怠けがち(怠けることを考えがち)です。

私はプログラムを組んで作業を楽にします。友人は人手で面倒な作業をこなそうとします。


頑張ることをしたがらない友人は、楽できるようにするためのプログラミングを勉強しません。いつも面倒くさがっていては、楽できるものも出来ませんし、解決手段となるツールも激減します。

例えば、研究のためになにがしかのアンケートを取るとします。プログラミングか、表計算プログラムが使えなければ、紙によるアンケート収集となります。電子媒体が使えれば、集計は楽です。Webアプリケーションが作れるなら、CGIによるアンケート収集ができるでしょう。

この友人には、楽するための努力を覚えて欲しいと思います。

Touring::Camp - 卒業旅行キャンプ(2)

大歩危で先輩に電話をもらうまで、キャンプ場までの最短ルートとして439号線を通る事を考えていました。先輩がいうには、そのまま行けば高知市に出るから、ということでしたので、先輩らも高知市を経由したんだろうと思われます。しかし、高知市を通れば遠回りなのは必至です。しかし、日が落ちてきて、439号線を通り、ガソリンスタンドが途中にあるかどうかは微妙です。悩みましたが、ここは安全に行くために高知市を経由することにしました。

高知市に入るまでしばらく他の車を見かけず、寂しい思いでしたが、高知市に入ればちょっと多すぎ、と思えるくらい大量の車。やはり温度差がずいぶんとありますね。山中だと寒いですが、街中はちょっと暑いくらいです。

高知市に入れば、四万十までは知っている道を走ることになります。知っていると言っても、1、2回走った程度ですが。200キロ程度の走行距離なら、多少疲れてきたかな?という感じです、実はそね。もうちょっと車間距離あけろよーと後続車に思いながら、所々自販機があるところや、道の駅で休憩を挟みます。いよいよ髪型がオカシイです、ヘルメットのせいで。

道の駅で休憩していると、先輩からメールが来ました。キャンプ場を変更する、とのこと。夜8時ぐらいの時点で変更するって何なんですか、と思いましたが。変更場所が、変更前と比べて近くなったのでよしとします。

人気が有る割りに、照明が恐ろしく少ない、微妙な雰囲気の道の駅を出発。しかし、相変わらずバイクの前輪からキュルキュルと異音がします(ちなみにこの異音の正体は、昨日バイク屋にて判明しました)。凹みつつも、見覚えのある道を走り続けます。走り続けて、左肩の痛みが相当なものになってきました。再び車も少なくなってきましたが、四万十市まで60キロぐらいの地点に来て、もうすぐだという実感が湧いてきます。ですが、このペースで行けば着くのは夜12時頃になりそうです。先輩達起きてるんかなぁ…と心配しながら走り続けます。本当は10時頃には着きたかったのですが。四万十まであと40キロくらいになり、雨がちらほら降ってきます。どうせすぐ止むだろうと思っていましたが…(続く)

Sunday, March 05, 2006

Motorcycle::Bicycle - バイクと自転車

教習所で普通二輪の免許を取る際、ある教官が私の一本橋の渡れなさを見てこう言いました。

「バイクって自転車と同じやろ?」

自転車と同じ感覚でいけば乗れるハズだ、という発言ですね。このときは何も考えませんでしたが、今になって思えばこの思いこみはまずいだろう、と思うわけです。

はたして自転車と同じように乗ればバイクは乗れるものでしょうか?自転車は小さい頃に練習して乗れるようになる人が大半でしょう。では何を持ってして自転車に”乗れた”と判断するでしょうか。転倒せずに、まっすぐ進むことが出来、曲がることができれば乗れたことになります。

ここでバイクでは、乗り方一つにしてもハンドルの握り方、クラッチ操作、体重移動、目線など、実に様々なオペレーションを身につける必要があります。そして、自転車の乗り方を練習するときとは異なり、バイクでは教官が、乗り方について細々とレクチャーしてくれます。

バイクは細かいところまで教えられ、理解しようとするのに対し、自転車は言ってしまえば自己流です。この自己流の乗り方をバイクに当てはめてしまってよいのでしょうか。自転車と比べ、重量、操作感など様々な点で異なります。これらのことから、自転車と同じだ、といって除ける教官は、頭ではなく体でバイクを乗りこなしているんだと思います。そして、体だけで頭もバイクの乗り方を理解していないのだとすると、多分この教官は教官に向いてないんでしょうね。実際、この教官は評判が悪いですし。