Saturday, August 06, 2005

Laboratory::Senior - あなたは上司にしたくない(2)

ということで、も う一軒、先輩の家の近くにあるダイソーに向かうことになります。今朝先輩はここで買ってきたらしいので、おそらくあるでしょう。ダイソー について、探してみると…ない、ないのです。店員さんに聞きます。店員さんは、良く聞かれるんですけどないですね、と答えます。…話がオカシイですね、先 輩にもう一度聞きます。すると、風船類が並べてあるところの下のかごに埋もれてる、と言います。…じゃあもしかしたら今まで寄ったダイソーもかごの中 に…?と思いましたが、今更確認しようがないので、とりあえず今居るダイソーでもう一度探してみます。ありました、が、2袋だけです。先輩には10袋買っ てきてと言われましたが、少なすぎますね。しかし手ぶらで帰るわけにはいかないので、これだけでも買って帰ります。12時半に出発して、戻ってきたのは3 時です。あっちこっち走るはめになってしまいました。

2袋だけだと足りるのかなぁ…まぁとりあえず今日の分は賄えるかもしれない、と思いながらイベント会場に戻ります。

「先輩、これだけしかありませんでした」

と先輩に伝え、風船を渡します。すると先輩は、

「なんだ?これだけかよ!少なすぎじゃん!おーい、へタレがここにいるぞー」

と言います。このときは笑ってごまかしましたが…最低な先輩です。人が苦労して調達してきたのに、ヘタレとは何事ですか。ヘタレってこういうときに使う言葉ではないでしょう。私が悪いのではなく、品数が少なかったせいでしょう。私が避難されるのは筋ではないです。

本 当は明日もイベントがあり、ミーティングで私は参加しないことになっていました。しかしこの先輩は、私が大学院の博士課程後期まで残るという理由で明日 も来い、と言います。帰り際に先輩は、「明日何で来ないのかわからない」と言いました。意味が分かりません。何を、さも来るのが当然のようにおっしゃって るのですか。

先輩の考えでは、おそらく、私が数年間研究室に残るから、イベント等に深く関わっていた方が後々のためだ、ということなので しょう。私の考えは、(ミー ティングなどで)決めたことはきちっと守るし、与えられた仕事はきちっとこなす、です。ですから決められたことと違うことは、気が向かない限りやりません し、与えられてない仕事もやろうと思わない限りやりません。決めたこと以上のことをやらなくても、文句を言われる筋合いはないでしょう。もちろん、進んで 仕事を駆って出るのはいいことだと思います。

それなりの理由で、明日来いというのなら納得するでしょう。人手が足りない、だとか。理由が、ドクターまで残る、だとか、学部4年生だから、というものです。納得できるはずがありません。納得しているのは先輩の頭の中だけです。

前 も書きましたが、私が入っていたサークルでは、先輩が中心になってイベントを企画したり、仕事をこなしていきました。それを後輩に教えてあげる、という 形です。私の研究室では教えてもらうなんてことはなく、後になって、何でやらなかったの?と、さもやって当然のごとくな顔をされます。全ての先輩がこうい う顔をするわけではなく、この手の器用な先輩だけかもしれません。が、少なくともこの先輩は、将来仕事についたときに、上司にしたくないよなぁ…とつくづ く思いました。

No comments: