実家までXJRに乗って帰ったのはいいのですが、京都から徳島までの帰り道、ふと異変に気が付きました。後輪ブレーキが柔らかすぎるのです。まるでブレー キが利きません。どうもブレーキをかけると前のめりになると思っていたら、後輪ブレーキが利かず、ほとんど前輪ブレーキだけで停止していたためでした。
前輪ブレーキばかりつかっていては、前輪ブレーキまできかなくならないとも限らないので、一度停車して後輪の様子を見てみます。バイクの機構には詳しくな いのですが、さわり程度なら知っているつもりです。これでも一応工学部ですから。それに教習所の教本で軽く説明されていますしね。ブレーキペダルを踏め ば、ブレーキオイルが押し出されてうんぬんの流れでブレーキングされるはずです。ブレーキペダルをたどっていきますとポンプらしき物を発見します。もしか してここにオイルが流れ込んできてるはずなんじゃ…と思いつつ、ペダルを上下させます。ポンプが風船をふくらませるポンプのごとくふくらんで凹んで…を繰 り返します。…中スカスカなんじゃ…と不安がよぎります。
ともかく、一刻も早く徳島に帰ることを考えます。バイク屋に診てもらうために。しかし、坂道発進などは本当に怖かったですね。普通坂道では後輪ブレーキで 車体を停止させておき、アクセルを回しながら徐々にクラッチを繋ぎ…とやるはず。ですが、後輪ブレーキではなく前輪ブレーキを使って坂道で後退しないよう にします。こんな発進方法はやりにくいのは違いないのですが、徐々に慣れてきたりしていました。慣れてきたとしても、いずれにせよブレーキが半分死んでい るのは危険です。
徳島に戻ってきた後の23日に、バイク屋に向かってXJRのブレーキを診てもらいました。お世話になっているお兄さんが汗を流しながら、後輪ブレーキのた めのブレーキオイルを入れては出し、入れては出し…と繰り返しています。ブレーキオイルを注入するにはサイドカバーを外すようで、ブレーキプレート付近に オイルの排出口があるようです。しばらくオイルを注いだり、ブレーキペダルを上下させる動作をひとしきり行っていた後、徐々にブレーキペダルがカチャカ チャ音がしなくなりました。ブレーキオイルが注ぎ込まれて、ブレーキの一部としてオイルが機能してきた証拠ですね。これで安心、その後オイル代を請求され て…といくんだろうなと思っていましたら、どうもブレーキプレート周辺が怪しいらしいとおっしゃいます。単なるオイル切れではないらしく、パーツが壊れて る可能性があるとのことで、新しいのを取り寄せました、とのこと。いくらするんだろう…と思ってましたら「無償で結構ですんで」とおっしゃいます。… あぁ、ほんとこの店ってなんて良心的なんだ…とつくづく思いました。絶対に数千から数万はかかるでしょうに。ただでいいんですかただで。
オイルが注入されたXJRに乗って帰ってきましたが、なんだか後輪ブレーキを力強く踏めません。前輪と後輪のブレーキが9:1ぐらいの力加減になっている 気がします。「ブレーキ部を取り替えない限り、同じ症状が出るかも知れませんので気ぃ付けてのってくださいね」と言われました。思い切りペダル踏んだらオ イルがぶちゅぅ~…ってそんなことはあり得ないでしょうけど。
ブレーキの修理代が浮きましたので、これで思い切ってブーツを買うことが出来ます。プロテクタ、防水、反射材付きのブーツです。これで守備力アップです。 ただし肝心のウェアが買えません。買えなくもないでしょうが、絶対食費を再び削る思いになります。そろそろユニクロで長袖の品揃え増えないもんでしょう か。今度見てきます。
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