手先が器用なのはいいことだと思います。必要な物を自分で賄うことができますからね。ただ、その器用さを発揮するのは時と場合だろうと思うことがあります。
以前研究室のイベントで、準備に必要なものを買いそろえようとしたときのことです。買いそろえよう、といいますか、準備に私らが付き合わされたと言った方 が正確なのですが。それで、そのイベントでは餃子を作ることになっていたのでまな板がいくつか必要でした。まな板はおそらくどこの家にもあるのですが、一 人暮らし用のまな板では小さすぎてイベントではつかえません。
そこである先輩が、まな板を作る、と言い出したのです。何かと自分で作りたがる先輩だなというのは、前から薄々気づいてましたが、このときからその色が はっきりしていった気がします。まな板を作るって何?とか思いましたが、なにやら木材を買って来てそれを加工するのだとか。加工する作業自体はそんなに難 しいわけではなく、切断してサンドペーパーで磨く程度の様子。このように自作して格安な出費で済むのでしたら、私も自作に賛成したでしょう。しかしその話 を聞かされた時点では、どうにも費用が格安で済むような気がしませんでしたし、ディスカウントショップで手っ取り早く買った方が効率がいいような気がして いました。
効率がいい、というよりも、先輩がただ単にまな板を作りたいだけで、それに付き合わされるのはごめんだ、という気持ちが強かったのかも知れません。結局費用が安く付くはずもなく、まな板を買うにも思ったより高かったため、まな板を増やさず終いでした。
今度また別のイベントがあるのですが、この先輩はバルーンアートをやると言い出します。小さい子供向けのイベントなので、子供達に風船で作った犬やリスを 作ってあげる様子。それはそれでいいのですが、だから作り方を覚えろと言うのは…イベントを充実させるのが目的だといえばそうなのですが、何が嫌かといい ますと、先輩の思いつきに付き合うのが嫌なわけです。しかもちまちま作る類で面倒ですし。私は好きなことをコツコツやるのは好きです。が、コツコツやる仕 事を押しつけられるのは面倒以外の何ものでもありません。
他のみんなにもこのバルーンアートを作ることをすすめている先輩ですが、みんなあまり乗り気じゃない様子。数名、頑張って作ってるようですが。
私も昔は何かと作るのが好きでしたから、先輩の気持ちはわからなくはないのですが…それに付き合わせられる周りは単純に迷惑ですから。こちらの気持ちも分かって欲しいと思う今日この頃です。
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