魚梁瀬に入っても、相変わらず人気がありません。何台か車が来ています。この村の人ではないような気がしていました。私と同じように、魚梁瀬に遊びに来て いる人だと思います。途中ライダーを多く見かけましたが、魚梁瀬にはライダーは発見できません。やはり四国といえば、八十八箇所を回る、ということになる のでしょうか。お遍路さんも大量に発見できましたが、魚梁瀬にはさすがにそのような人はいません。というか人がいません。大丈夫か、魚梁瀬…と不安にな り、魚梁瀬温泉であろう場所も、小さな施設です。駐車してある車を一台発見することができましたので、おそらく運営されているであろうことは確認できま す。が、本当にここが温泉なのか?という不安は払拭されません。
入り口に近づいていきますと、入浴料大人400円の文字が見えてきます。 どうやらここで間違いなさそうです。入ってみると、おばさんが二人、フロントに 立っています。ロビーにはおじさんが数名、テレビを見ています。心のどこかで若いお姉ちゃんが出迎えてくれることを期待していましたが、一瞬にしてその思 いは吹き飛ばされてしまいます。まぁ、目的はお姉ちゃんではなく温泉ですから、ね。しかしながら温泉、とはいうものの、普通の浴場じゃあないですか。とは 言っても、下からわき出ているお湯が温泉であれば、外装がただのお風呂やさんと変わらなくても温泉には違いないです。体の汚れと疲れを落とそうと、じっく り浸かることにします。普段家ではシャワーしか浴びないので、お風呂自体久しぶりです。外を眺めても、絶景、というわけではなく、イロハカエデが見え、山 が見え…大自然が見えますが、しかし…期待しすぎていたのでしょうか。お風呂から上がってジュースを飲みながら、亀井氏がニュースに出ているのを見ていま した。ひとしきりぼんやりしたあと、魚梁瀬温泉を後にします。
帰りは路に見覚えがあるので、精神的に楽です。行きは見ず知らずの路を走り ますのでプレッシャーになります。さらに、心なしかXJRに体がフィットしてい る感じが。毎回走るたびに、XJRと体がなじんでいきます。特にツーリングに出かけたときはよく感じます。体になじむと、足に変な力が入りませんので疲れ もたまりにくいです。ただ、こうなってくると、運転が上手くなったと勘違いしがちで、速度を出しすぎになってしまい危険です。走りながら、一人自分に言い 聞かせながら走ります。危ない、危ない、と。
途中コンビニに何回か立ち寄って休憩を入れるのですが、日も落ちてきておなかも減ってきま す。徳島市に帰ってから晩ご飯を考えようかと思っていましたが、 途中立ち寄った高知のローソンで晩ご飯を食べることになりました。というのも、ローソンの一部のフロアがうどん屋さん状態になっているのです。そこで讃岐 うどんが食べられるという。まさか、ローソン内でうどんを食べることになるとは思いませんでした。ざるうどんと温泉卵を食べます。さすが讃岐うどん、コシ の強さは無比ですね。私がバイトしているレストランもこれくらいコシが有ればいいのに、とか思いましたが。腹ごしらえをして、いざ出発です。
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